本来ならば3月13日(日)から今期が始まり、翌々週の26・27日には「八戸みなと朝市まつり」で激しく盛り上がる予定だった、館鼻岸壁朝市。
しかし、開催直前の3月11日に発生した東日本大震災の被害を受けた館鼻岸壁を開催場とする朝市は中止となり、今日までの約3ヶ月間は市内3箇所に別れて暫定開催を続けてきた。
☞ 新八温泉の朝市
☞ 江陽の朝市
この間、ソレゾレの場所で好評をえてきた暫定朝市だけれど、やはり館鼻岸壁に集合して例年通りの大迫力朝市を開催したいという主催者・出店者の意向は強く、また館鼻岸壁での朝市を渇望する朝市フアン・利用客の要望もまた強く大きかった。
そういった朝市にまつわる熱い期待も含め、館鼻岸壁は関係各位の多大なる尽力により津波で打ち上げられた船舶の解体撤去や設備の修復・整備などが今月で完了し、漁港としての機能を取り戻すに至った。
“あの状態↑”から、たった3ヶ月でここまでリカバーしてしまう、この街の底力と技術力とバイタリティに大いに驚かされると同時に、3ヶ月という時の長さを現実として実感させられもする。
短くも長き3ヶ月。
そしていよいよ来る7月3日(日)の朝。
待望の館鼻岸壁朝市再開!
館鼻岸壁朝市の再開に関して、津波の被害をモロに受けた場所だけに朝市の再開は尚早とする声もきかれ、新聞の投書欄にも意見が寄せられたりもしていた。
しかし!
そこは館鼻岸壁朝市を日本最大級の大規模朝市に育て上げ運営してきた「湊日曜朝市会」と「海の朝市実行会」。
安全面に関しても、ヌカリはアリマセんん!
7月3日の再開から毎週の通常開催を見据え、6月21日午後に両団体の出店者が現地館鼻岸壁に集まり、大規模な合同避難誘導訓練を行った。
3ヶ月の休止期間とはいえ、昨年期12月の終了から数えると約半年ぶりともなる館鼻岸壁。
集合場所に、いつもの出店者達が集まり始めた当初は、半年ぶりの懐かしい再会に和気藹々同窓会的ホノボノ感が漂ったりもしたものの……
いざ避難誘導訓練が始まったら、全員が真剣そのもの!
その表情や姿に、朝市再開に臨む並々ならぬ思いが漲っていた!
そして、館鼻岸壁についての一抹の不安材料も、彼らひとりひとりの真剣な表情を目の当たりにして払拭されていった。
その後、館鼻岸壁に近い水産会館(ここも津波の被害にあいましたが一部利用可能です)にて衛生講習会もひらかれ、あらゆる面での「安全」に対しての備えは万全!
八戸のグラウンド・ゼロともいえる館鼻岸壁から、
この街の復興は着実に加速・拡散してゆくことだろう。
7月3日から始まる新しい館鼻岸壁朝市が楽しみでならない。
館鼻岸壁朝市 緊急避難時の注意
避難時には係員の指示に従って、すみやかに陸奥湊駅方面の高台をめざし避難して下さい。
その際には絶対に車を使用せず、必ず歩いて避難して下さい。
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