2010年8月30日月曜日

大いなる新人参入!【館鼻岸壁朝市】

 
八戸市で最も古い歴史を持ち、
今年の春に惜しまれつつ閉市してしまった【片町朝市】。

その朝市に長者山側から入る、すぐ“入り口”付近に店を出していたのが『中国屋』さん。
毎朝、元気にスタミナつきそうな中華料理を販売していた、あの片町名物の一店だ。
てんぽせんべい『上舘せんべい店』の反対側に位置する、片町朝市もう一方の「顔」だった。

在りし日の片町朝市の中国屋
在りし日の片町朝市


そして、片町朝市消失後…

新しく組織された【街の朝市】のメンバーとして、
長根運動公園駐車場に、再び姿を現したのは記憶に新しい。


この間、類家に新本店舗を開店したり、いろいろ忙しかったようだ。

街の朝市の中国屋

そして+そして、更に、なんと、満を持して!
先週の日曜日(8/22)朝から、
館鼻岸壁朝市にも出店し始めたのである!

館鼻岸壁朝市の中国屋


さて、どこに開店しても大人気の『中国屋』(龍華)とあって、
館鼻出店2回目となる昨朝は、早々の8時前にはホボ完売状態!
(館鼻岸壁を一通り回っている間に、ほとんど売り切れていた)
テキパキと店じまいまでする余裕だった。
さすがに朝市歴が長く朝市慣れしたベテランである。

そこで、わずかに数枚だけ残った、大好物の『ニラ饅頭』を、
まさに飛び付かんがばかりの勢いで買い求めたのだけれど……
実はこの『饅頭』(餅)は、いつもの『ニラ』ではなくて、
新商品『麻婆茄子餅』だったのである!

新天地に新商品で挑む!

中国屋の新商品

「ニラの餅」はニラ風味満点でクセになってしまう美味しさだけれど、
この「マーボナスの餅」もマイルドで食べやすく親しみやすい。
コレはコレで十分に旨いのだ!
麻婆茄子餅

平日、朝は長根公園【街の朝市】
昼は類家の本店舗【龍華】
そして日曜の朝は【館鼻岸壁朝市】

龍華の手書きPOP

旨い中華に死角無し。

また館鼻岸壁朝市が充実しました。
 

2010年8月22日日曜日

宝の山、あるいは朝市の魔物【館鼻岸壁朝市】

 
性懲りも無く今朝も来てしまった「館鼻岸壁朝市」!



日曜の早朝だというのに、相変わらず物凄い人出……



気忙しいのか? 時間の使い方が上手なのか?
夜行性〜朝行性なのか? 異常なまでにタフなのか?
古くからの漁師町なだけに「早起き」がD.N.Aに染みついているのか?
実際のところはワカラナイけれど、
まぁとにかく八戸市民には、週末にタップリ夜更かしして休日にユックリ目覚めるという、“真っ当な週末ライフ”を楽しむ感覚は無いのかもしれない。

日曜の朝市が楽しみで早々に目が覚めてしまう人が多いようなのだ。

ソレにしたって多過ぎでは…?

そんな「朝市大好き!」な皆さん、ソレゾレに、
出来たてホカホカの惣菜やファストフードなどで“朝食”を摂り、
地元の新鮮な魚介類や旬の野菜を買い求めている。



朝市は食の宝庫なのだ。

しかし、朝市はソレ(食品関係)ばかりでもない。

朝市会場には、各種工芸品やグッズ、骨董品やホビー類を扱う店も多く出店しているのである。



各店先に並ぶ“逸品”の数々は、
掘り出し物であったり、お値打ちのリサイクル品であったり、ガラクタであったり…。
(モノの価値はヒトそれぞれです。ガラクタが必ずしも万人にガラクタであるとは限りません。ガラクタという言葉に心トキメく人も多いのです)

たとえば…
沢山の中古・デッドストック・アウトレット・廉価品の中に埋もれるように置いてあった、見たこともないような色の「NIKE Air Jordan-9(世界スポーツ)」なんか、見る人が見ないと価値がワカラナイし、興味の無い人にはマッタク無意味な“逸品”だったりもするのである。



アンテナを張って、よくよく見て廻れば、
朝市会場はソレゾレに宝の山なのだ!

ま、朝市の“勢い”に呑まれ、雰囲気に麻痺して、余計なモノを買っちゃうコトの方が断然多いんだけれど、ソレはソレとして楽しめればヨロシイ。

そんなこんなで今朝は、
毎週の朝市通いで毎回立ち寄るリサイクル・ショップの古本コーナーで、思いがけず、(自分的に)貴重な本を発見して、¥50で購入出来た!



その「本」とは、
昭和58年(1983)6月10日 初版発行の
『ペンギニストは眠らない』(文庫本)である。
edgeな頃の糸井重里氏の著書で、
カバー・イラストは湯村輝彦画伯によって描かれ、
巻末の解説を、先日の南郷JAZZのトリを務めた山下洋輔先生がお書きになっているという、80年代テイスト満載の迷書だ。




¥50でよかった。

¥150じゃ買わなかったかもしれないけれど、
¥50で忘れかけていた“想ひ出”を取り戻せたのだから、大満足だ。


…で、
「今日も良い買い物したなぁ」と、そのまま帰路につけばいいものを…


またもや使い道の不明な妙なモノまで買い込んでしまったのである…。



今朝の場合は、「分福茶釜」的なナニカ。

¥100でした……。

「ソレ買ってどーすんの?」
ウチには、朝市で買った、そーゆー意味不明なオブジェクトが沢山、
溜まってしまっています。

普段の冷静沈着にしてケチな自分であれば絶対に買わないよーなモノまで買ってしまう…
朝市には人の購買意欲を掻き立てる訴求力旺盛な魔物が棲んでいるようだ。

不景気でモノが売れない昨今の社会情勢にあって、
益々盛んになる「朝市」にこそ、現状を打破するビジネス・アンサーが隠されているのではないだろうか?
……
……言ってみただけです。




ちなみに、今夜、ここ館鼻岸壁では
市民待望の花火大会が開催されます!

Don't miss it!

2010年8月12日木曜日

八戸朝市歳時記 — お盆編

 
お盆目前の今朝!(8/12 Thu.)

長根運動公園、三八城神社境内、館鼻岸壁、
ソレゾレの夏空の下、ソレゾレの朝市がお盆用臨時朝市を開催しました。







各朝市会場には、
お盆用の花を中心に、果物、お菓子、松(薪)、薦などなど
カラフルでトロピカルなお盆用品が並べられ、
お盆支度の買い物に訪れたお客さん達に大好評でした。







朝市会場をぐるっと回っただけで、おおかたのモノがそろってしまう八戸朝市は、たいへん便利です。
そして、朝市でおおかたのモノを揃えようと早朝から朝市に足を運ぶ八戸市民にとって、もはや朝市は生活の一部として浸透・定着しているようです。

近隣から農作物、魚介類、加工品などなどが集まり、
多くの市内有名店が出店する八戸朝市は、
八戸市民の暮らしを凝縮した八戸市の“縮図”みたいなものではないでしょうか?
そして季節ごとに変化してゆく朝市会場は、「八戸の歳時記」でもあるのです。

「朝市」を見れば「街」がわかる。



北の街:八戸といえど、夏はやぱり暑い日々が続きます。
朝の比較的涼しいうちに買い物を済ませるというのも、
賢い夏の暮らし方なのかもしれません。

2010年8月9日月曜日

八戸朝市Tシャツ2010 【館鼻岸壁朝市】

 
 つい一昨日の8月6日に、
統計開始以来2番目となる「36.7℃」の猛暑日を記録した八戸市!

日が変わり、週が変わったとはいえ、まだまだ「酷暑」は街に留まったままだ。

八戸湊館鼻岸壁の日曜朝市
早朝だというのに、すでにこの痛烈な陽光と立ちこめる熱気……



もはや広い場内の向こう側がハレーションと陽炎でボヤけている!

ソレなのに、いつもにも増して、この人出!


八戸市民、どんだけ朝市好き?!



無遠慮なまでに照りつけるカンカン照りの太陽と
熱をはらみ、太陽光と熱を情け容赦無く照り返すコンクリート。
しかも、猛暑気温に大勢の人々の体温と調理品等の熱が合いまみれて、体感温度は数十%増しに感じられる。
上と下からまんべんなく加熱される館鼻岸壁は、もはや巨大な高性能オーブンレンジと化していた。
もしも自分がチキンだったのなら、美味しいフライドチキンになって店先で売られていたであろう。
危ねぇ
危ねぇ…



さて、そんな暑い夏の日々に欠かせないのが
夏の装いの定番、「Tシャツ」。

そんなこんなで今年も出来ました、八戸朝市Tシャツ!!



去年のイカ柄も涼しげで素敵だったけれど、
今年のは流行の和テイストを取り入れた、渋カッコいいデザイン!



海から昇る朝日と海鳥のさりげないイラストレイト配置、
八戸館鼻」と「岸壁朝市」の存在感溢れるタイポグラフ・デザイン。
まさに「日の出と共に始まる」館鼻岸壁朝市そのものを表現しきっている!

コレなら八戸市民の普段着はおろか、観光のお土産にも最適だ!



今後、女性向けのMサイズや、色違い(青色)も発売予定とのこと。
このさいだから家族みんなで全色コンプリートしたいところだ。

こんな“過剰な夏”には、
だくだく汗をかいて、どんどんTシャツを着替えましょう!
 

2010年8月2日月曜日

苦いも甘いも相乗効果【館鼻岸壁朝市】

 
皆様、弊社から創刊された
八戸リージョナル・マガジン『ユキパル8月創刊号、
御覧頂けましたでしょうか?

よりにもよって、このタイミングで、まさかの紙媒体です!

ユキパル8月号

そんな、イマドキ懐かしささえ漂う“手に取れるメディア”の紙面では、
今回、八戸館鼻岸壁朝市の本格珈琲店に絞って
高濃度抽出大特集させていただいております。

機会がありましたら、是非とも“御手に取って”御覧くださいませ。




さて、朝市のコーヒーと聞けば、
なんか手軽で簡易的な「飲めればいい」コーヒーを連想してしまうヒトが多いかもしれない。
しかし八戸館鼻岸壁の朝市には、

自家焙煎珈琲S.Roasteria
喫茶 ピーマン
香彩珈琲 みな実
加山珈琲販売
朝市珈琲
赤いテントのコーヒー店(One's One)

…等々
古くからの老舗喫茶や珈琲店、新進気鋭のスペシャリティ珈琲自家焙煎カフェなど、妥協を許さぬ高品質珈琲専門店が軒を連ねる!
八戸市内の有名有力珈琲店が大集合しているのだ!

焙煎したての珈琲豆

まぁ朝市の珈琲については、紙版『ユキパル8月号』紙面でじっくりと読んでいただくとして…
こっちの電脳版朝市Blogでは、朝市珈琲に欠かせない“相棒”とも言える「朝市スゥイーツ」をひとつ御紹介させていただきたい。



館鼻岸壁からほど近い新湊に本店舗を構える「野田製菓」の
朝市チーズケーキである。



はじめてチーズケーキという未知の食べモノを食して衝撃を受けた“あの頃”を思い起こさせる、ほどよい甘さとチーズの風味がどこか懐かしい「あの味」。



いまどき、望みさえすれば、どんな本格的な“食べ物”でも、
凝りに凝った“料理”でも、難無く手に入れられる、こんな時代にあって、
チーズケーキはケーキなのだと、アタリマエの事をアタリマエに再認識させてくれる、アタリマエの甘味とソレを引き立てる、ほのかな酸味、軽いコク。

30年以上も“あの味”を守り続けてきた野田製菓の「朝市チーズケーキ」は、ソレゾレ店ごとの“哲学”によって苦味と酸味のバランスを磨き上げてきた各珈琲店の朝市珈琲達と、相性バツグンであることは言うまでもない!



今回、ユキパル8月号珈琲特集のために、数々の朝市珈琲店を何軒も何度も飲み歩いて、たびたび「も〜飲めねぇ」ってくらいになるまで飲みまくったのだけれど、そんな時このチーズケーキが“もう1杯”の手助けになってくれた。

甘味があっての苦味、またその逆もしかり。

webがあってのペーパー、またその逆もしかり。

一見相反する“味”こそが、お互いを引き立て共に昇華してゆく支えとなるのかもしれない。


世の中万事、そんなふうに均衡を保っているのではないだろうか?