2010年8月22日日曜日

宝の山、あるいは朝市の魔物【館鼻岸壁朝市】

 
性懲りも無く今朝も来てしまった「館鼻岸壁朝市」!



日曜の早朝だというのに、相変わらず物凄い人出……



気忙しいのか? 時間の使い方が上手なのか?
夜行性〜朝行性なのか? 異常なまでにタフなのか?
古くからの漁師町なだけに「早起き」がD.N.Aに染みついているのか?
実際のところはワカラナイけれど、
まぁとにかく八戸市民には、週末にタップリ夜更かしして休日にユックリ目覚めるという、“真っ当な週末ライフ”を楽しむ感覚は無いのかもしれない。

日曜の朝市が楽しみで早々に目が覚めてしまう人が多いようなのだ。

ソレにしたって多過ぎでは…?

そんな「朝市大好き!」な皆さん、ソレゾレに、
出来たてホカホカの惣菜やファストフードなどで“朝食”を摂り、
地元の新鮮な魚介類や旬の野菜を買い求めている。



朝市は食の宝庫なのだ。

しかし、朝市はソレ(食品関係)ばかりでもない。

朝市会場には、各種工芸品やグッズ、骨董品やホビー類を扱う店も多く出店しているのである。



各店先に並ぶ“逸品”の数々は、
掘り出し物であったり、お値打ちのリサイクル品であったり、ガラクタであったり…。
(モノの価値はヒトそれぞれです。ガラクタが必ずしも万人にガラクタであるとは限りません。ガラクタという言葉に心トキメく人も多いのです)

たとえば…
沢山の中古・デッドストック・アウトレット・廉価品の中に埋もれるように置いてあった、見たこともないような色の「NIKE Air Jordan-9(世界スポーツ)」なんか、見る人が見ないと価値がワカラナイし、興味の無い人にはマッタク無意味な“逸品”だったりもするのである。



アンテナを張って、よくよく見て廻れば、
朝市会場はソレゾレに宝の山なのだ!

ま、朝市の“勢い”に呑まれ、雰囲気に麻痺して、余計なモノを買っちゃうコトの方が断然多いんだけれど、ソレはソレとして楽しめればヨロシイ。

そんなこんなで今朝は、
毎週の朝市通いで毎回立ち寄るリサイクル・ショップの古本コーナーで、思いがけず、(自分的に)貴重な本を発見して、¥50で購入出来た!



その「本」とは、
昭和58年(1983)6月10日 初版発行の
『ペンギニストは眠らない』(文庫本)である。
edgeな頃の糸井重里氏の著書で、
カバー・イラストは湯村輝彦画伯によって描かれ、
巻末の解説を、先日の南郷JAZZのトリを務めた山下洋輔先生がお書きになっているという、80年代テイスト満載の迷書だ。




¥50でよかった。

¥150じゃ買わなかったかもしれないけれど、
¥50で忘れかけていた“想ひ出”を取り戻せたのだから、大満足だ。


…で、
「今日も良い買い物したなぁ」と、そのまま帰路につけばいいものを…


またもや使い道の不明な妙なモノまで買い込んでしまったのである…。



今朝の場合は、「分福茶釜」的なナニカ。

¥100でした……。

「ソレ買ってどーすんの?」
ウチには、朝市で買った、そーゆー意味不明なオブジェクトが沢山、
溜まってしまっています。

普段の冷静沈着にしてケチな自分であれば絶対に買わないよーなモノまで買ってしまう…
朝市には人の購買意欲を掻き立てる訴求力旺盛な魔物が棲んでいるようだ。

不景気でモノが売れない昨今の社会情勢にあって、
益々盛んになる「朝市」にこそ、現状を打破するビジネス・アンサーが隠されているのではないだろうか?
……
……言ってみただけです。




ちなみに、今夜、ここ館鼻岸壁では
市民待望の花火大会が開催されます!

Don't miss it!

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