2010年3月18日木曜日
八戸の春とともに、片町朝市開市
片町朝市は、
一説には江戸時代から続くとされ、
また朝市会場内の立て札では昭和22年に興ったと記される、
まぁどっちにしても、古き良き風情を備えた伝統の朝市だ。
長者山新羅神社の麓、
鍛冶町の緩やかなカーブに沿って開催される片町朝市は、
穏やかでホノボノ感溢れる雰囲気が心地良い。
賑やかで活気溢れる湊地区の朝市とは、また異なった魅力である。
八戸市内では、
いろんなタイプの朝市が多数(7ヵ所も!)開催される。
こんなにたくさんの朝市が街中に展開する地域は、
そーざらにあるもんじゃない。
八戸は朝市天国なのだ!
そんな多彩な八戸朝市の中でもとりわけ人気の高い朝市のひとつ、
片町朝市が本日、開市となった。
(ややフライングぎみに、数日前から営業していたというウワサもあるけれど…)
ところで…
切りのいい月初めや週初めではなく、
ナゼに18日の木曜日に初市なのか?
それは今日が「春彼岸入り」だから。
片町朝市は春彼岸から始まる習わしなのである。
現在の気忙しいカレンダーや情勢にとらわれず、
旧来からの暦にのっとって営まれる朝市は、
町並みこそ“ちょっと現代”の姿をしているけれど、
どこか江戸時代(あるいは終戦後)の風情を、今も宿している。
そんなところが片町朝市の根強い人気の理由のひとつなのだ。
片町朝市は春彼岸とともに始まり、大晦日に終わる。
その間、毎朝開かれ、お盆と彼岸と年末に最盛を迎える。
まさに脈々と続いてきた八戸人の生活のリズムと同期し、
市民の生活に根ざした市民の朝市なのだ。
もちろん観光で訪れる方々にも温かく、
初めての方にも懐かしい朝市です。
そして今度の日曜日(21日)は春彼岸の中日。
春分です。
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